医師紹介

院長 今藤 誠俊(こんどう まさとし) 


資格
・日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医/指導医
・日本医師会認定産業医


所属学会
・日本プライマリ・ケア連合学会
・日本東洋医学会


経歴
・平成16年3月                         岡山大学 卒業
・平成17年4月〜平成20年3月 総合病院 南生協病院 初期研修医
・平成20年4月〜平成23年3月 
     日本医療福祉生活協同組合 家庭医療学開発センター 後期研修医
・平成23年4月〜平成28年3月  東京保健生活協同組合
                                                               根津診療所 所長
・平成28年4月〜令和元年8月 尼崎医療生活協同組合
                                                               本田診療所 副所長
・令和元年9月〜令和4年6月 こさか家庭医療クリニック
・令和4年7月〜                     こんどうクリニック 院長

家庭医療と出会って

私が家庭医療と出会ったのは、医学部5年生時に映画にもなったパッチ・アダムス氏が岡山で講演をした際に、パッチ・アダムス氏が「私は家庭医です」と言ったのがきっかけでした。
その後6年生時にアメリカで家庭医療の短期研修を受け、家庭医になりたいと考えました。

初期研修は名古屋で行いました。内科・外科・小児科・産婦人科・麻酔科・眼科・整形外科・地域医療などのローテート研修を行い、家庭医となる基礎を作りました。
基本的には家庭医になるために恵まれた環境で研修を行うことができましたが、少ないマンパワーで夜間・休日の救急外来対応することは非常に体力的・精神的に負担となるものでした。

後期研修は「日本の家庭医療のパイオニアを育てる」という指導医のもとで家庭医療を学びたいと考え、東京で研修を行いました。
内科・小児科・緩和ケアの研修(泌尿器科・皮膚科のブロック研修を含む)を含め、3年間を通じて一つの診療所で同じ患者さんの外来・訪問診療を行いました。

研修修了時は当時日本で最も厳しい発表があり、作成期間の3ヶ月間でストレスのため10kg太ってしまいました。
現在はダイエットして元の体重に戻っています(笑)。

一人前の家庭医として

後期研修を終えた時点で「所長として赴任してほしい」という依頼があり、東京大学の近くで昭和の雰囲気が残る観光地の「谷根千」にある根津診療所での勤務を開始しました。

この地域は大学病院が5つも立ち並んでいますが、大病院では診療してもらえず医療からこぼれ落ちてしまう人々が多数おられることを実感し、診療にあたってきました。

この時期は「世界家庭医療学会 アジア太平洋部会 若手支部」の事務局を務め、イギリス・オランダで短期研修をしたり、フランス・イタリアなどから研修を受け入れるなど非常に充実した時期でしたが、たった一人の医師で24時間365日待機をしながら診療するのは非常にストレスを伴いました。

「いつかは兵庫県に戻って診療したい」と考えていた念願がかない、ご縁があった尼崎に異動しました。

しかし今までの無理がたたったのか体調が悪化し、初めて2週間欠勤することとなりました。
その後は体調の具合を見ながら仕事をせざるを得ず、体調が戻るまでの間は健康面では非常に厳しい時期を過ごすこととなりました。

新しいチャレンジとして

兵庫県に戻ってからの期間が長くなりました。
そんな中、今後も需要が増加する訪問診療を中心に西宮市の地域医療を支えていきたいと考え、こんどうクリニックを開業させていただきました。

今まで様々な場所で勤務してきた経験を活かして、皆様のお役に立っていければと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。