いま通院している病院はどうなりますか?

訪問診療に移行となる方は、病院での診療をクリニックで全面的に引き継ぐこととなります。ただし、専門性の高い病気をお持ちの方、入院の頻度が高い方は、病院の医師と連携しながら診療を行うことがあります。この場合、一定の頻度で通院を継続していたただくこともできます。

かかりつけ医がいない。

紹介状を頼みにくい。

訪問診療をスムーズに開始するためには、紹介状(診療情報提供書)があることが望ましいと思います。しかし、特に主治医がいない、あるいは事情があって紹介状を頼みにくいなどの場合には、無理にお願いすることはありません。初診までに、これまでのお薬の情報や健診の結果などがあればご用意いただければ参考になります。

緊急時のみ往診を受けたい。

わたしたちは、患者さんの日ごろの健康状態を把握し、健康管理のお手伝いさせていただくことで、緊急対応が必要な急変のリスクをできるだけ少なくしたいと思っています。緊急対応はその延長線上に実施しているものです。また、緊急時のみの対応だと、適切な判断が困難なこともあり、原則としてかかりつけ医療機関へのご相談・受診をお勧めしています。

土日に診療に来てほしい。

土日は定期的な訪問診療は行っていません。訪問診療を受けられている患者さんの緊急対応・緊急往診のみを行っています。

診療のスケジュールを変更したい。

スケジュールの変更は随時可能です。ただし、当日のご連絡はなるべくご遠慮くださいますようお願いいたします。また、スケジュールの変更の場合、主治医が対応できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

施設に入居しているのですが・・・。

老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどに入居している方でも訪問診療にお伺いすることができます。お一人でも、複数でも、施設全体でも対応いたします。ただし、特別養護老人ホーム、老人保健施設については、通常の訪問診療が認められていません。

デイサービス・ショートステイ中に

診療に来てほしい。

デイサービスで訪問診療を行うことは保険診療では認められていません。ショートステイなどの宿泊系のサービスは、サービス形態によって異なりますので、ご相談ください。

家族を一緒に診察してもらいたい。

通院困難な方であれば、ご一緒に診察をさせていただくことができます。

診療費の支払いについて

原則として、口座振替をお願いしています。
お支払い頂く医療費は、医師や看護師の訪問頻度、治療内容、健康保険の自己負担割合により患者様毎で多少異なります。高額療養費制度や医療費の支払い限度額についても一度ご確認ください。
医療費は、1ヶ月毎の口座引き落としにてお手続きをお願い致します。

交通費はかかりますか?

交通費は原則いただいておりません。

薬は処方してもらえますか?

院外処⽅となりますのでご希望の薬局へ処⽅箋をお渡しできます。
ご⾃宅まで配達し、飲みやすいように袋分けや、服⽤指導を⾏ってもらえる薬局もありますのでご相談ください。

定期訪問の回数は月にどれくらいですか?

⽉2回の定期訪問診療から、患者様の容態に合わせて訪問頻度を検討いたします。

他の先生に見てもらうことはできますか?

もちろん可能です。必要であれば診療情報提供書を発⾏いたします。専⾨性の⾼い疾患の場合には他院の専⾨医と共同して診療を⾏うことが望ましいこともあります。

入院が必要になった場合はどうなりますか?

事前に相談しておいた後⽅⽀援病院、もしくはご希望の病院への⼊院を⼿配するようにします。
しかし、緊急性やベッドの空き状態などからやむを得ず他の病院となる場合があります。
※後⽅⽀援病院:当医院と連携して患者様を⾒ていただく病院です。

訪問診療の対象外となる疾患はありますか?

基本的にどんな疾病にも対応いたしますのでまずはご連絡をください。

家族を看取ることに不安があります。

患者様の状態に合わせて、終末期が近くなったタイミングでお話合いの機会を設けます。ご本人の意見を尊重しながらご家族との時間を大切にしていただきます。


以前手術で入院して以来、半年に1回通院しているのですが、通院は継続できますか?

継続可能です。
今まで通院しておられた病院と連携を取りながら普段の生活を診させていただきます。

訪問日ではないですが、体調が悪い時は

どうすればいいですか?

まずはお電話下さい。
当クリニックは24時間365日対応しておりますのでご安心下さい。
症状をお聞きして医師の指示により対処いたします。
場合によっては医師や看護師、もしくは訪問看護ステーションの看護師が訪問いたします。
入院が必要な状態の場合は、当クリニックより診療情報提供書を作成し入院先の病院と連携して対処いたします。

健康保険は使えますか?

外来通院と同じく各種健康保険が適用されます。
お持ちの保険証の種類により費用も変わりますので、保険証を確認してから費用のご説明をいたします。

緩和ケアを自宅で受けることは可能ですか?

可能です。
患者さま・家族さまとしっかり治療方針を話し合いながら決めていきます。
頻回の処置や点滴が必要な場合は、訪問看護ステーションと連携しながら行います。
また痛みのある方は麻薬の処方も可能ですのでご相談下さい。

薬を取りにいけないのですが・・・

お一人でお住まいの方や、ご家族さまの都合がつかず薬を取りに行くことができない場合は、別途費用がかかりますが、お薬を配達してくれる薬局がございますのでご相談ください。

自宅で最期を迎えたいと考えていますが・・・

住み慣れたご自宅で穏やかな最期を迎えたいと考える方はたくさんいらっしゃいます。
当クリニックでは患者さま・家族さまがご希望される場合は看取りまでお受けいたしますので、ご相談下さい。

先生はお一人ですか?

当院では、近隣医療機関との連携により、24時間365日の診療体制を維持しております。
臨時の際には、協力医療機関の医師による往診をお願いする場合がございます。
また、当院では、患者様からの問い合わせ対応や連携業務をスムーズに行うため、医師の訪問診療の際、看護師または連携スタッフが同行させていただきます。

訪問看護を利用したいときは

どうすればいいですか?

これまでに既にご利用の訪問看護ステーションがあれば、引き続きのご利用が可能です。
新たに訪問看護師のご紹介が必要な場合には、近隣のステーションからご紹介致します。

担当ケアマネージャーと連携しながら、医療・介護の介入方法について検討を行います。

訪問歯科を利用したいときは

どうすればいいですか?

これまでに既に訪問歯科をご紹介されている場合は、引き続きのご利用が可能です。新たにご紹介が必要な場合には、近隣の訪問可能な歯科医院からご紹介致します。